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慢性的な便秘や下痢が続く際は
下痢や便秘は「そのうち治る」と思って受診されない方も多くいらっしゃいます。しかし、慢性的に下痢や便秘が起こる場合、もしかすると重篤な病気のサインかもしれません。そのまま放置しておくと症状が悪化してしまうリスクもあるのです。そのため、慢性的な便秘や下痢が続く際はそのままにせず、ご相談ください。
便秘の症状
便秘は、排便回数が少なくなったり、排便が困難になったりする状態を指します。「朝食を食べない」「食物繊維の摂取が少ない」「水分摂取が少ない」など食生活のバランスが乱れていたり、運動不足や睡眠不足など様々な要因があります。また、慢性的に便秘が起こる場合には腸閉塞症や大腸がんなどのこともあります。まずは詳しく問診し、診察しますのでご相談ください。
便秘の検査
腸閉塞が疑われる時にはまず、腹部レントゲンなどの画像検査を行います。それがない時は大腸カメラなどを通して大腸に異常がないか確認します。大腸カメラでは大腸がんなどの病気を確認することもできます。
便秘の治療方法
便秘の原因がわかったら、薬の服用などの治療や、生活習慣の改善を行います。また、排便には前傾姿勢をとると出やすくなることもあります。
下痢とは
下痢は、便に含まれる水分量が多く、液体のような状態の便が出る状態を指します。そのような状態が何度も続く場合には、市販の薬を飲んでも治らないことがあります。特に、便に血が混ざっていたり、下痢とともに熱や嘔吐、吐き気などの症状が見られたりする場合には、すぐに相談してください。
下痢の原因
下痢には、短期間で改善される「急性下痢」と、症状が1ヶ月以上にわたって継続される「慢性下痢」という2つの種類に分類されます。原因も、それぞれ異なります。
急性下痢は、ウイルスや細菌感染などによるものがほとんどで、他にフグやキノコなどの自然毒、化学物質などが原因で起こります。慢性下痢は、過敏性腸症候群やクローン病、潰瘍性大腸炎などといった炎症性腸疾患のほか、抗生物質などの薬の副作用などがあります。そのほかにも、ストレス、消化不良など普段の生活習慣が影響している可能性もあります。
下痢の治療方法
急性下痢の場合は、水分を十分に摂り、消化のよい温かいものを少量食べる対症療法が一般的ですが、場合によっては抗生剤を投与することもあります。慢性下痢の場合には、大腸カメラ検査などの各種検査を行い、原因に合わせて治療を行います。それらと同時に、再発防止のために生活習慣の改善を行います。