鎮静剤を使った胃カメラ検査とは？

ほとんど眠っているのと同じ状態で検査が受けられます

鎮静剤を使った胃カメラ検査である「静脈内鎮静法」とは、「コンシャス・セデーション（意識下鎮静法）」と言って、目は開いていたり、「しっかり息を吸ってください」とお声かけすると息が吸えるくらいには意識はあるものの、ほとんど眠っているのと同じ状態で検査が受けられる方法です。

このようにご説明すると「全身麻酔」をイメージされる方もおられるでしょうが、全身麻酔よりも安全性は高く、「完全に眠ってしまわない安全なラインを狙った麻酔」という風にも言えます。

検査が終わってお声かけすると目が覚める程度の麻酔です

静脈内鎮静法では、完全に眠ってしまわないように、その方の年齢や体格などに応じて適量の鎮静剤を投与します。そのため、検査が終わってお声かけすると目が覚めます。検査中はうとうとと眠っているような状態なので苦痛を感じることはなく、それでいてすぐに意識が回復できる安全な方法、それが静脈内鎮静法なのです。

静脈内鎮静法はこんな方におすすめ

• 胃カメラ検査にともなう苦痛・負担が心配な方
• 昔に受けた胃カメラ検査がつらくて、「もう二度と受けたくない」とトラウマになっている方
• 検査に対する不安・恐怖心が強い方
• 苦痛を心配することなく、定期的に胃カメラ検査を受けたい方
• 気軽に胃カメラ検査を受けて、がんなどの病気を早期発見したい方

など

このような方は是非、大阪市鶴見区の藤山診療所へご相談ください。

「経鼻内視鏡検査＋静脈内鎮静法」でさらに苦痛を軽減

「経鼻内視鏡検査」でも不安な方におすすめ

経鼻内視鏡検査とは、従来のように口からではなく、鼻から内視鏡を挿入する検査方法です。口からと違って内視鏡が舌の付け根に当たることがないので、嘔吐反射がほとんどなく楽に検査が受けられます。ですが、この経鼻内視鏡検査でも検査に対する不安が払しょくされない方には、「経鼻内視鏡検査＋静脈内鎮静法」でより苦痛・負担を軽減することが可能です。

患者様によって、検査に対する不安・恐怖心の度合いは様々です。当院ではお一人おひとりの思いに応えられる検査をご提供するために、様々なバリエーションの検査方法に対応しています。