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ピロリ菌の検査とは?
胃カメラ検査で簡単に調べられます
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているかどうかは、胃カメラ検査で簡単に調べることができます。胃カメラ検査で感染が確認され、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍と診断された場合には、2回まで保険適用で除菌治療が受けられます。
ピロリ菌感染の検査方法
迅速ウレアーゼ試験
胃カメラ検査を実施し、ヘリコバクター・ピロリ菌が作り出す「ウレアーゼ」という酵素を利用して、発生した尿素を測定して感染しているかどうか確認します。
抗体検査
血液を採血して、ヘリコバクター・ピロリ菌の抗体が検出されるかどうかで感染を確認します。
除菌治療後の検査方法
糞便中抗原測定
便の中にヘリコバクター・ピロリ菌の抗原が検出されるかどうかで、除菌治療が成功したかどうかを確認します。
ピロリ菌の除菌治療とは?
保険適用でお薬を使って除菌します
検査の結果、ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していることがわかった場合には、お薬を使って除菌治療を行います。なお、胃カメラ検査で感染が確認され、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍と診断された場合には、2回まで保険適用で除菌治療が受けられます。
ほとんどの場合、2回目までに除菌に成功します
除菌治療で保険が適用されるのは2回目までですが、ほとんどの場合、2回目までに除菌に成功しています。1回目の除菌治療の成功率は70~80%程度、2回目は95%以上とされています。
ピロリ菌検査・除菌の流れ
FLOW01
検査で感染の有無を確認
検査を行ってヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているかどうかを確認します。陽性であれば、除菌治療を行います。陰性であれば治療は必要ありません。
FLOW02
除菌治療(1回目)
1日2回、朝と夕方にお薬を内服します。これを1週間続けて、治療終了後4週目以降に再度検査を行います。
FLOW03
除菌治療の判定(1回目)
検査を行って、ヘリコバクター・ピロリ菌が除菌されたかどうか判定します。陽性であれば、2回目の除菌治療を行います。陰性であれば治療は終了となります。
FLOW04
除菌治療(2回目)
1回目の除菌治療とは別のお薬を使って除菌治療を行います。1回目と同様に、1日2回、朝と夕方にお薬を内服します。これを1週間続けて、治療終了後4週目以降に再度検査を行います。
FLOW05
除菌治療の判定(2回目)
検査を行って、ヘリコバクター・ピロリ菌が除菌されたかどうか判定します。陽性であれば、3回目の除菌治療を検討します(保険適用外)。陰性であれば治療は終了となります。